いちごの時期になると、あまずっぱい香りにとても癒されますよね。
大人も子どもも大好きないちご。とても栄養豊富で、ビタミンCはレモンよりも多く含まれているんです。
そんな栄養豊富ないちご、栄養もあますことなく美味しくいただきたいですよね。
栄養をまるごと摂取するには、ヘタの取り方がカギなんです!
また、間違った保存方法だと、買ってからそんなに日にちがたってないのにカビが生えてしまったり、栄養を損なう場合もあるので、正しい保存方法も紹介しますね。
いちごのヘタは保存する時に取る?取らない?上手な保存方法
結論から言うと、いちごを保存する際には、ヘタをつけたまま洗わずに保存するのが正解です!
キャベツやレタスは、鮮度を保つ為に保存の際は芯をくり抜きますよね。
私は、なんとなくその感覚でいちごもヘタを取った方がいいのでは?と思っていました。
しかし、いちごはヘタを取ると、逆にどんどん鮮度落ちしてしまいます。
そのため、ヘタは取らずに保存するのがおすすめです。
ヘタ以外にも、いちごの保存の際に気をつけたいポイントがあるので、紹介しますね。
日光や照明に当てない
いちごは収穫後にも光合成をするので、日光などに当てると光合成が進み、傷みやすくなります。
そのため、アルミホイルで包んで光を遮断しましょう。
いちごの乾燥を防ぐ効果もあり、日持ち期間が長くなりますよ。
ヘタを下にして保存する
いちごは、果肉がかなり柔らかく、自重で潰れてしまうほどです。
潰れたところから腐敗が進み、カビが生えてしまいます。
そのため、保存の際には重なり合わないようにするだけではなく、ヘタを下にして並べるのがポイントですよ。
ヘタを下にすることで安定感が増すので、自重で潰れるのを防ぐことができます。
涼しい場所で保存する
保存温度は0℃〜5℃が最適と言われており、常温保存では2日程度しか日持ちしません。
しかし、冷蔵保存の場合には5〜6日程度は日持ちします。
いちごは温度変化によって品質が左右されるほどデリケート。
必ず野菜室か冷蔵室で保存して、温度変化を極力減らしてくださいね。
外気温が低い冬場は、常温保存がおすすめ。
冷蔵庫の冷気による乾燥を防いで鮮度を維持できますよ。
水洗いはヘタをつけたままする
いちごの水洗いは、へタは取らずにつけたまま洗うのが、美味しく食べるためのポイント。
ヘタを取ってから水洗いすると、いちごが水っぽい味わいになってしまうんです。
また、いちごに多く含まれるビタミンCは、水に溶けやすい栄養素です。
そのため、ヘタを取ってから水洗いすると、ビタミンCが損なわれる可能性大!
いちごを美味しく、無駄なく栄養を摂るために、ヘタを取るのは水洗いした後にしてくださいね。
いちごのヘタを食べるのは常識だった!?豊富な栄養をまるごと摂取
いちごのヘタは、食べられるってご存知でしたか?
海外では、ヘタと一緒にいちごを食べるのが一般的なほどですよ。
私も、ホームステイ先でいちごを食べていたときに、ヘタを食べずに残すと、周りからすごく驚かれました。
しかし、いちごのヘタの青臭さが気になる場合は、何より美味しく食べるのが大切なのでヘタを取って食べてくださいね。
ヘタを取って食べる場合は、いちごのヘタの周りには豊富な栄養が詰まっているので、ヘタを取る際にちょっとしたポイントがあるのです。
そのポイントはとても簡単で、ヘタと一緒にヘタの芯を取り除かないことです。
ヘタだけ取るといちごに芯が残りますが、残った芯とその周りにビタミンCがたくさん詰まっています。
ヘタを取って食べる場合は、芯が気になるからと言って、芯ごと取るのはもったいないですよ。
いちごのヘタの栄養とは?
いちごのヘタに栄養があるのは分かったけど、一体どんな栄養でどんな効果があるの?
いちごのヘタには、すでに紹介したとおり、ビタミンCが豊富に含まれており、その他には葉緑素という成分が含まれています。
葉緑素とビタミンCがどんな働きをするのか、紹介しますね。
<葉緑素>
胃や腸の働きを改善して回復させる効果や、殺菌脱臭の効果があります。
葉緑素は緑色の色素で、いちごのヘタの他にも、緑色の植物に含まれているんです。
ほうれん草や春菊など、普段よく食卓に登場する食材にも含まれています。
意外と身近な成分だったことに驚きですよね。
<ビタミンC>
いちごはビタミンCが豊富に含まれているのは有名ですよね。
いちごのヘタの周りの白い果肉の部分は、特にビタミンCが豊富なんです。
そして、なんとヘタの部分にまで豊富に含まれているんです。
いちごには、100gあたり60mgほどのビタミンCが含まれています。
これは、レモンよりもビタミンC含有量が多いんです。
レモンみたいに酸っぱくないので、手軽にビタミンCが摂取出来るのが嬉しいポイントです。
ヘタも一緒に食べることで、ビタミンCだけではなく葉緑素も摂取できるのは嬉しいですね!
ほうれん草などの緑の野菜が苦手でも、いちごだったら美味しく栄養摂取できますね。
まとめ
- いちごは、ヘタを取って保存するとどんどん鮮度落ちするので、ヘタは付けたままで保存する
- いちごのヘタには葉緑素という栄養があり、ヘタも食べるとまるごと栄養が摂取できる
- ヘタを取って食べる場合は、ヘタの芯は残して食べると栄養が摂取できる
美味しいいちごは柔らかく、傷みやすいので、いざ食べる時に傷んでるととても悲しいですよね。
美味しさを保つために正しく保存して、美味しく召し上がってくださいね。
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