日本でもすっかり定着して、秋の定番イベントのハロウィン。
飾り付けをしたり、ハロウィン仕様のコスプレを楽しんだりする方も増えましたね。
9月になると多くの店ではハロウィングッズがたくさん並び始めるので、一気にハロウィンムードに染まります。
しかし、最近は9月になっても暑い日も多く、こんなに暑いのにハロウィンの飾り付けなんて早くないかな?とも思ってしまいます。
早すぎるのはなんとなく恥ずかしい気がするし、周りと足並み揃えたいですよね。
この記事を読めばハロウィンが丸わかりで、今よりもっとハロウィンを楽しめますよ。
ハロウィンはいつから飾る?ベストは1ヶ月前から!
結論から言うと、ハロウィンの飾り付けの時期に決まりはありません。
決まりがないと言っても早すぎるのはなんだか恥ずかしい気がするし、
ハロウィングッズはいつから飾るのがベスト?
と悩みますよね。
早く飾りたい気持ちはありつつ飾り付けのタイミングは気になってしまいます。
- 9月のお月見が終わったら飾る
- 9月末頃から10月初旬に飾る
- ハロウィンの本場アメリカは9月初旬から準備スタート
- 早く飾るなら室内からがおすすめ
このことから、ハロウィンの1ヶ月前から飾るのがおすすめ。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
9月のお月見が終わったら飾る
9月には、日本の秋の風物詩、中秋の名月「十五夜」のお月見があります。
十五夜は毎年日にちが違い、9月中旬から10月初旬にあたる場合が多いです。
お月見を楽しむ風情ある日本の文化で、ススキやお団子、芋などを飾って豊作を祈ります。
行事やイベントの飾り付けは、2種類を同時にするのではなく区切りをつけるのが一般的です。
そのため、お月見を楽しんだ中秋の名月の後にハロウィングッズを飾るのが、季節の流れとしておすすめですよ。
9月末頃から10月初旬に飾る
今回調査した中でSNSなどで最も多かったのが、9月末から10月初旬に飾るという回答でした。
9月末になると、暑い日がだいぶ落ち着き朝晩の冷え込みが激しくなって、秋めいてくることも関係してそうですね。
そして、10月になるとテーマパークやショッピングモールなど、どこもハロウィンムード一色になります。
つまり、ハロウィンの1ヶ月程前からハロウィンの準備に取りかかるのが、早くもなく遅くもなく調度よさそうですね。
ハロウィンの本場アメリカは9月初旬から準備スタート
ハロウィンの本場アメリカでは、飾り付け自体は9月の最終週あたりから始めていきます。
まずは室内を飾って少しずつ玄関や庭など表へ飾りを増やしていきながらハロウィンを楽しみます。
しかし、玄関や庭先に飾るハロウィンカボチャは9月になると購入し始めるそうです。
9月になるとハロウィンカボチャの準備なんて早いなと思いますが、早めに購入しないと気に入るものが手に入らないので、早めに農家さんを訪ねて自分好みのカボチャを探すんだとか。
行動の早さが、さすがハロウィンの本場を感じさせますね。
ハロウィンカボチャの準備を始めるのはかなり早い印象ですが、飾り付け自体は日本と同じハロウィンの1ヶ月前からが一般的です。
早く飾るなら室内からがおすすめ
ハロウィンの本場アメリカでもそうしているように、室内から少しずつ飾っていくのがおすすめ。
ハロウィンが近づくにつれて玄関や庭に飾りを増やして、ハロウィンムードを盛り上げていきましょう。
近所でどこも飾り付けをしてなくて、周りの視線が気になるけど少しでも長くハロウィンを楽しみたいですよね。
そんな時でも、人目に付きにくい室内だけ早めに飾って、人目に付く玄関や庭を後から飾ることで、周りの視線を気にすることなく長くハロウィンを楽しめます。
ハロウィンの飾りはいつ片付けるのが正解?
日本でもアメリカでも、ハロウィン翌日の11月1日に飾りを片付ける場合が多いです。
ただし、11月1日のキリストの万聖祭を中心に、それを祝う10月31日の前夜祭から11月2日までをハロウィンとするため、忙しい場合は11月3日に飾りを外しても問題ありません。
しかし、ハロウィンの後は何かとバタバタ忙しくなるクリスマスとお正月が来ることや、10月31日は月末ということもあり、月変わりの11月1日に片付けるのが区切りとして調度いいという考えを持つ人が多いようです。
特に、11月になっても玄関の飾り付けがそのままになっていると、ご近所さんからだらしないと思われてしまうことも。
早めに次のイベントに切り替えた方が良さそうです。
ハロウィングッズと飾る場所のおすすめを紹介
ハロウィングッズは、たくさん種類があるので何をどこに飾ればいいか悩みますよね。
ここからは、ハロウィングッズの種類やおすすめの飾る場所を紹介しますね。
ハロウィングッズに使われるモチーフ
ハロウィングッズに使われるモチーフは、
- カボチャ
- ガイコツ
- 魔女
- 黒猫
- クモ、クモの巣
- コウモリ
- オバケ
- ゾンビ
- 十字架
- 月
などで、ハロウィンらしい色は、
- オレンジ
- 紫
- 黒
などです。
これらのモチーフと色を意識してを飾ると一気にハロウィンムードになり、飾り付けを楽しめます。
ハロウィングッズはどんな種類がある?
ハロウィングッズは、種類がかなりたくさんあります。
ハロウィンといえばこれ!という代表的なハロウィングッズを紹介しますね。
ジャック・オー・ランタン
ジャック・オー・ランタンは、カボチャを顔の形にくりぬいて内側にろうそくを置いて飾ります。
不気味な顔にくりぬかれたオレンジ色の大きいカボチャは、誰もが知っているまさにハロウィン定番ですよね。
ハロウィン本場アメリカは、9月になるとこのカボチャを求めてハロウィン準備がスタートします。
日本では本物のカボチャを準備する場合はほとんどなく、手のひらサイズの可愛いオブジェやLEDライト搭載のものを飾ることが多いです。
家の明かりを消してジャック・オー・ランタンを灯して飾ると、先祖などの良い霊を呼び寄せて悪霊を遠ざけると言われています。
リース
クリスマスのイメージが強いリースですが、ハロウィングッズとしても大活躍なんです。
クリスマス:赤、緑、白
ハロウィン:オレンジ、黒、紫
このように、色を意識するだけでクリスマスリースとは全然違うハロウィン仕様のリースになります。
100均で材料を購入して手作りするのも、自分オリジナルのリースとなり楽しくておすすめですよ。
玄関や家の壁にリースを飾ると魔除けになり、家族の安全に繋がるという言い伝えがあります。
バルーン
コウモリやガイコツなど不気味なものが多いハロウィンモチーフ。
しかし、バルーンだと不気味なハロウィンモチーフでもポップに感じられるんです!
そのため、バルーンはポップに可愛く飾りたい場合におすすめです。
バルーンがあるだけで一気に派手なハロウィンになること間違いなしですよ。
ウォールステッカーやガーランド
ウォールステッカーは壁に貼るだけ、ガーランドは壁に吊るすだけのお手軽な飾り付けです。
種類が豊富なので私は毎年新調していて、今年はどうしようかな?と選ぶのが毎年の楽しみとなっています。
ハロウィン後は剥がすだけでノリ残りもせず簡単に剥がせるので、簡単に飾り付けしたい時におすすめですよ。
ハロウィングッズはどこに飾る?
せっかく飾るハロウィンのグッズ。
なるべく人の目に触れる場所に飾って、家族はもちろん来客があった場合なども皆でハロウィンを楽しみたいですよね。
どんなグッズをどの場所に飾るのがいいか解説します。
玄関
日本でもアメリカでも、ハロウィングッズを玄関に飾ることが多いです。
玄関にはジャック・オー・ランタンや、リースなど大きくて目の入りやすいものを飾ると見た目が映えますよ。
外からの見栄えの良さもありますが、出入りが多い玄関に飾ると魔除けにもなることから、玄関に飾るのは一般的なようです。
人目に付く場所にたくさんのハロウィングッズが飾ってあると、自分だけではなくご近所さんもハロウィンが楽しめるのも嬉しい点ですよね。
リビング
リビングのテーブルやテレビボードにオブジェを置いたり、バルーンを飾ったりと、人が集まる場所なので派手に飾り付けしちゃいましょう!
リビングにハロウィングッズを飾ると家族で楽しめるだけでなく、来客時にはお客さんにも楽しんでもらえます。
廊下
廊下には、壁にウォールステッカーを貼るのがおすすめ。
ウォールステッカーを貼る狭い廊下でもハロウィンが楽しめます。
簡単に貼ったり剥がしたりができるのに一気にハロウィン気分が高まるのも嬉しいポイントですね。
そもそもハロウィンとはどんなイベント?日にちは?
10月31日のハロウィンは、仮装をしてお菓子を貰うイベントというのは最近では広く知られていますね。
しかし、そもそもハロウィンの由来や、なぜ仮装をするのか?ここまで知っている人は少ないです。
これを機会に、ハロウィンの理解を深めるとさらにハロウィンを楽しめますよ。
ハロウィンの由来や起源
ハロウィンの語源は「All Hallows Eve」。
11月1日のカトリックの聖人の日「All Hallows Day(万聖節)」の前夜に行われるお祭りなので、「All Hallows Eve」と呼ばれていました。
その「All Hallows Eve」を短縮した「Halloween(ハロウィン)」が通称となっています。
また、ケルト暦では11月から冬が始まり、10月31日は夏と冬の境目と言われていました。
境目には、現世と来世の境界が曖昧になって死者の魂や、さらには悪霊や魔女が町を訪れると信じられていたんです。
悪霊たちが悪さをしないように、仮装をしたり、魔除けの焚き火を焚いたりして、悪霊を追い払うことを思いついたのです。
やがて、この風習がキリスト教の地域にも広がっていきました。
現在では、このような宗教的な意味合いで行うことは少なくなりました。
仮装したり、子どもがお菓子を貰ったり、ハロウィングッズを飾ったりして、たくさんの国でハロウィンを楽しんでいます。
そして、ハロウィンは秋の収穫を祝うために行われる行事でもあったとか。
収穫期の終わりを焚き火で祝い、冬の準備をするための収穫祭としての役割もあったそうです。
仮装をするのは悪霊から身を守るため
上述したように、ハロウィンの仮装は悪霊から身を守るために行います。
ハロウィンには先祖などのいい霊だけではなく、災いをもたらす悪霊も一緒にこの世にやってくると信じられていました。
悪霊は、収穫前の作物をダメにしたり子どもを連れ去らったりして、人間に危害を加えるのです。
その恐ろしい悪霊から身を守るために、魔女やゾンビ、ドラキュラ、ガイコツなど、怪物やお化けに仮装するのです。
恐ろしい怪物に仮装して悪霊と同化することで災いを遠ざけたり、悪霊を怖がらせて追い払ったりしていました。
日本では、この本来の意味では仮装を行われていませんね。
仮装自体を楽しむことが多く、仮装パレードや仮装コンテストが行われてたくさんの人が個性豊かな仮装を楽しんでいます。
ハロウィンにカボチャを飾る理由
ハロウィンが近くなるとあちこちで見かける、不気味な顔にくり抜かれたカボチャ。
ジャック・オー・ランタンという、ハロウィン定番のカボチャで作られたランタンです。
ジャックとは、アイルランドの物語に登場する、悪事ばかり働く嘘つきの男の名前なんです。
ジャックは、「死んでも地獄に落とさない」という契約を悪魔と結びます。
ジャックは死後、生前の行いから天国へ行けず、悪魔との契約のせいで地獄に行くこともできません。
行き場を失ったジャックは、カブをくり抜いて中に火を灯し、今も彷徨い続けている
という物語です。
ジャック・オー・ランタンってカボチャなのでは?なぜカブ?と思いましたよね。
アメリカにハロウィンが伝わってから、カボチャに変わったのが理由です。
アメリカでは、カブよりもカボチャの方が入手しやすかったのです。
また、カボチャはカブよりもくり抜きやすく、中に火を灯しやすいという理由もあります。
ハロウィンに「トリック・オア・トリート」と唱える理由
ハロウィン本場のアメリカでは、子どもたちが魔女やモンスターに仮装をして街を練り歩き、「トリック・オア・トリート!」と玄関先で唱えます。
「トリック・オア・トリート!」と言われた大人は、「ハッピーハロウィン!」と答えてお菓子を渡すのがルールです。
日本でも、この「トリック・オア・トリート!」「ハッピーハロウィン!」のやり取りは広く知られていますよね。
しかし、仮装をして家を訪ねて歩いてお菓子を貰うというのは定着しておらず、日本人は恥ずかしがり屋といったところでしょうか。
また、カトリックでは死者を偲ぶ記念日にソウル・ケーキを食べる習慣があります。
ハロウィンの時期、貧しい人たちがお祈りを捧げる代償にソウル・ケーキを施されたことが、この「トリック・オア・トリート!」の起源になったと言われてるんです。
まとめ
- ハロウィングッズを飾るのは、本場アメリカと同様に1ヶ月前からがおすすめ。ただし、十五夜が終わってない場合は終わってからがいい
- ハロウィングッズの片付けは翌日に済ませることが多いが、11月2日までをハロウィンとするため11月3日でもいい
- ジャック・オー・ランタンやリースなど目に付きやすいものを玄関、ウォールステッカーやオブジェなど手軽に飾れるものは室内に飾るのがおすすめ
- 10月31日には悪霊がやってくるので、仮装をしたり、魔除けの焚き火を焚いたりして、悪霊を追い払うのがハロウィンの原点
いかがでしたか?
今までは知らなかったハロウィンのことを知れると、ハロウィンに対する考え方も変わってますますハロウィンが好きになりますね。
お気に入りのハロウィングッズを飾って、今年のハロウィンも楽しみましょう!
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